レストランスタッフで約1ヶ月間働いて稼いだ金額
リゾバ.comから応募して、会員制高級ホテルのレストランでホールスタッフをした際の給料例です。
時給1,050円×8時間×26日=218,400円(1ヶ月間)
リゾバでレストランの派遣スタッフを募集している時期は、基本的に繁忙期ということもあって休日は少なめでした。
派遣の場合、残業や夜間手当などの人件費コストは高くなる傾向があるため、就業先から残業をお願いされることは少ないです。
寮費(近くのアパート一室)、食費(1日2食まかない有り)込みでしたので、嗜好品を購入する以外でお金を使うことはありませんでした。
勤務にかかる費用としては、交通費(後日支給アリ)、白のワイシャツ代、革靴代くらいです。
保険料などは差し引かれますが、ほぼ丸々給料として振り込まれることになるため十分稼ぐことができました。
一般的な場合
レストランスタッフの場合、派遣先や時期にもよりますが、時給では900円〜1,200円辺りが多いです。
時給1,000円以上の求人も多く、900円台では安い、1,100円以上では高いといった相場イメージになります。
レストランの規模が大きいところ、身だしなみやマナーに厳しいところほど、時給が高くなる傾向があるようです。
ちなみにリゾバでは、派遣元によって時給が30円〜100円程度変わることがあり、同じ就業先でも給料が異なる場合があります。
ただし「就業先の派遣メンバーとは時給の話をしてはいけない」という規則があり、これは給料の差がモメる原因になるからです。
派遣先が同じ場合は同じ給料であることが多いですが、基本的にはスタッフ間で時給の話はしないのがベターと言えます。
リゾバでのレストランの仕事内容
リゾバでは主にホテルのレストランが就業先となるため、朝食と夕食の両方を担当することが多いです。
朝食が含まれる場合は中抜けシフトとなり、朝の勤務が終われば一度帰宅して、夕方に再び出勤するような勤務形態になります。
朝食はバイキング、夕食はコース料理である場合がほとんどです。
ちなみに、客単価の高い高級レストランでは、勤務初日から料理を提供することはありません。
まずは座席の番号、基礎的な接客マナーなどを学んで、慣れてきてから一品ずつ提供するような形になります。
また、就業先によっては和食、フレンチといったレストランでの就業経験が問われることがあります。
1日のタイムスケジュール例(実働合計8時間)
- 6時半〜:出勤
バイキング準備→席案内→食事ドリンクなどの補充→片付け - 10時〜:退勤
- 17時〜:出勤
ブリーフィング→ディナーセッティング→グラス、食器磨き - 19時〜:ディナー
席案内→ドリンク作りorコース提供→バッシング - 21時半〜:退勤
もし仕事が残っていても、残りは社員で行うことが多いため定時には帰宅できます。
残業をお願いされても断ることはできますし、残業がしたい場合は、残りの作業数や就業先の状況によっては可能です。
簡単な仕事から丁寧に教えてもらい、慣れてくればどんどん難しい仕事を任されるようになります。
バイキング
バイキングでは出勤から1時間ほどかけて、お客様をお迎えできるように料理のセッティングをしていきます。
会場セッティング、座席案内、料理補充、バッシング、片付けが基本的なバイキングでの動きです。
内容に関してあまり難しいことはなく、1週間程度あれば慣れるような業務になります。
接客はさほど多くありませんが、常に料理の状態とお客様の動向を見ておく必要があるため、常時動き続けているような状態です。
仕事が終われば、バイキングの残りがまかないとして提供されることが多く、美味しいホテルの料理を味わうことができます。
朝は最小限のメンバーで回していくことが多く、ハードな部分はありますが、上手く立ち回れるようになればやりがいを感じられるようなお仕事です。
会場セッティング
テーブルの移動、大皿の準備などは前日の夜から準備していることが多いため、キッチンから出される料理のセッティングがメイン業務になります。
なるべく早いうちに料理の定位置を覚えることが大事です。
座席案内
バイキング予約されていたお客様を所定の座席にご案内し、簡単なバイキング説明を行います。
休日は特に客数が多くなるため、座席の番号も早めに覚えておくと楽です。
料理補充
料理が少なくなったら早めにキッチンスタッフへ伝達し、新しい料理を注文しておきます。
ドリンクやグラスの数にも目を配っておく必要があり、客数が多い日は早めにセットしたり、多めに準備しておくなどの工夫が重要です。
配膳台が汚れていたらすぐに拭くなど、細かいところにも気を配るようにします。
どれくらいの時間でキッチンから料理が上がってくるか、体感的に覚えていけば注文がスムーズにできるようになりますよ。
バッシング
お客様が退出されたら速やかにバッシングし、テーブルを拭きあげます。
食事中でも、終わった皿があれば積極的にバッシングすることが大事です。
料理補充の方が優先度が高いため、基本的には手すきの時と後半に行う業務となります。
片付け
お客様が全員帰られたら、全てのバイキングセットをバッシングした後、ディナーに向けてテーブルの位置をセットします。洗いあがったスプーンなどの食器、グラスを磨くといった業務も並行しながら行うことが多いです。
どの位置に皿や食器を戻すかについても、なるべく早いうちに覚えておくことが必要になります。
レストラン
会員制・高級ホテルの場合は、コース料理を提供するレストランであることがほとんどです。
レストランでは主にドリンク担当か、フロア内のエリアごとに担当を振り分けられる形になります。
最初は簡単にできる業務から始めるため、そこまでプレッシャーを感じる必要はありません。
それぞれ担当となった部署の責任者から指導してもらい、徐々に現場に慣れながら早めに仕事を覚えていくことが重要です。
勤務の最初から料理提供をすることはまずありません。
最初はコース料理のテーブルセット、グラス磨き、ドリンク作り、バッシング等の裏方業務から始めていき、料理の説明や提供方法といったマナーを徐々に学んでいくことになります。
注文を取ることがないため、メニューを覚える必要がないのは楽な点です。
ファミリーレストランや居酒屋のバイトとは流れが大きく異なるのが特徴で、以下レストランのホールスタッフの流れを記載していきます。
テーブルセット
コースによってセットする皿や食器が違うため、指示に従って丁寧にセットしていきます。
少しでもマットや食器が傾いていると注意を受けることがあるため、丁寧に作業することが重要です。
グラス磨き
主にワイングラスを、専用のクロスを使って指紋がつかないように磨き上げていきます。
汚れはもちろん、水滴が残らないように光を当てながら拭くのがコツです。
技術が必要となりますが、できるようになるまで丁寧に教えてもらえます。
ワイングラスは形や大きさによってそれぞれ名前があり、必ず覚えなければいけません。
ドリンク作り
カクテルやソフトドリンク、アフターのコーヒーや紅茶を作って提供担当に渡す係です。
レストランでの業務序盤はドリンク担当になることが多く、メニューを見ながらバックヤードでドリンクを作ります。
高級ホテルではエスプレッソを専用マシーンで抽出することがあり、慣れるまでに時間を要することがほとんどで最も難しい作業です。
ドリンク注文が入らない時は、おしぼりを折って温めるといった作業を任されます。
基本的に接客を行わないため、ドリンク担当の場合はストレスを感じにくいですよ。
席案内(慣れてから)
バイキングでの席案内とは違って、より高度な接客態度が要求されます。
歩く速度、イスをひく順番、コース説明を行う際の目線といった点に気を払いながら接客することが重要です。
座席番号や接客時のマナーを完全に覚えてから、徐々に任されてくるような業務になります。
料理提供(慣れてから)
コース料理を提供する場合、料理の内容について必ず説明を行います。
当日のブリーフィングで料理説明に関する紙を受け取り、提供前には暗記をしておくことが重要です。
また運搬の際に皿が水平である必要があり、皿2枚持ち以上での提供には最難度の技術を要します。
最初は提供担当に付き添って料理を渡す係からスタートし、慣れてくれば提供そのものを任さるようになる、といった流れです。
立ち位置や皿の持ち方も細かく決まっているため、料理提供を任されるようになれば一人前のホールスタッフと言えます。
バッシング
コース料理の場合には、前の皿を下げないと次の皿を出すことができません。
ただしバッシングのタイミングが早すぎると、次の料理提供までの時間が長くなり顧客満足度を下げることになります。
最初はフロアの主任から指示されてバッシングに向かうことになるため、皿が空いているからと自己判断で勝手にバッシングしないことに注意が必要です。
お客様によって食事の速度も変わるため、基本的にはエリアの担当者が次の料理を注文し、適切なタイミングでバッシングに向かいます。
リゾバのレストランスタッフのメリット・デメリット
リゾバでレストランスタッフになった場合には、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
それぞれ詳しく見ていきます。
メリット
特に高級なレストランで働く場合は、現場でしか得ることのできない提供や接客のマナーを、多く学ぶことができます。
将来的に飲食関係、ホテル関係の仕事を考えている人にはおすすめの職場です。
その他、メリットとして考えられることを挙げていきます。
- 高級レストラン特有のマナーについて学ぶことができる
- お金持ちしか味わえない、ホテルやレストランの雰囲気を味わうことができる
- 良い接客をするとチップをもらえることがある
- ホテルの大浴場に入れることがある(就業先による)
- まかないで高級食材を使った料理を食べることができる(就業先による)
- 若いスタッフや同僚が多く、和気藹々と過ごすことができる
- 観光地に近いと、昼間に遊びにいくことができる(中抜けシフトの場合)
デメリット
ファミリーレストランなどと大きく異なるのは、常に身が引き締まるような環境である点です。
帰宅するとドッと疲れが来たり、気づかないうちにストレスを感じている可能性も。
デメリットとして考えられることについて、どういったものがあるかを挙げていきます。
- 就業中は常に周囲に気を配る必要があるため、ストレスが溜まりやすい
- 最初は覚えることが多く、帰ってからゆっくりする時間を削ることがある
- スーツなど、着替えや洗濯が大変
- 長時間の立ち仕事で足が痛くなる
- 中抜けシフトでは丸一日気を張っておくことになり、自由な時間が少なく感じる
リゾバでのレストランがきついと言われるわけ
リゾバでのレストランの仕事がきついと言われる大きな要因は、身だしなみや接客態度が厳しい点です。
制服はシワがつかないように気をつける、髪はしっかりと固めて清潔に、タバコの臭いや体臭などがしないようにするといった面は特に気をつけなければいけません。
また立っている際は手を前で組む、常に笑顔で背筋を張っておくといった姿勢を遵守し、お客様から常に見られているという態度で業務に望む姿勢が必要です。
これらのマナーも慣れてしまえばさほど苦には感じませんが、最初の数週間はきつく感じる面も。
バイキングやテーブルセットは比較的気楽な雰囲気で働けますが、一旦コース料理がスタートすればピリピリとした雰囲気が漂うこともあります。
注文は取らなくても良いのでメニューを覚える必要はありませんが、その他で覚えることが多々あるのもきついと言われる要因と言えるでしょう。
- 座席の番号
- 食器や皿の位置
- コース料理ごとの説明
- ドリンクの作り方
- テーブルセットの位置
- ワイングラスの名称
- 細かい接客マナー
などなど、多いですよね…
一気に全て覚えるわけではなく、簡単なものから徐々に覚えていくようになりますので、もちろん努力は必要ですがそこまで気にしなくても大丈夫です。
最初の数週間は、現場に慣れることや覚えることの多さに忙殺されると思いますが、皆はじめは初心者です。
周りのスタッフや同僚も優しい人が多く、わからないことがあればしっかり聴いて、誠実に仕事に取り組むように心がけておきましょう。